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Posted by ミリタリーブログ at

2021年02月17日

PJとシャツ制作



多分人生で一番金額のでかい買い物してたらあっという間に時間が過ぎました。
サボってたのでたまには更新





↑の制作日記です。




前回の記事
https://butsuyokunikki.militaryblog.jp/e1039523.html



のシャツモデル特定まで出来ました。
arc'teryx motus crew



このシャツの背面にはPJロゴが入っています。



ここでオタク心が叫びます これと同じシャツがほしい


アークテリクスカナダにはシャツのオリジナル作成サービスもあり、
それを利用すれば一番いいんですが、パブリックロゴとはいえ
実際の部隊が頼んだサービスに赤の他人が申し込むのは気がひけるので
(そもそも断られると思いますが)
自作することにしました。

てなわけでシャツのプリント方法について勉強
一般的にはシャツへのプリントは昇華方式とアイロンプリント方式の2通りがあります。
昇華方式はインクを熱の力で染み込ませる感じ
アイロンプリントはロゴの形したシートを接着剤でくっつける感じ


①再帰反射は昇華方式の採用は少ない。
②素材が化学繊維である場合、昇華方式は温度管理がかなりシビア
③手持ちのアークテリクスで昇華方式かつ再帰性反射してるロゴがない

ということでアイロンプリントだろうと推測しました。



次はアイロンプリントシートがどのモデルを使用しているのか。

再帰性反射シートは反射率や色味、洗濯強度、厚み
など意外に色々なスペックがあり、
できればアークテリクスロゴと素材を合わせたかったので
ダメ元でアークテリクスカナダにメールで問い合わせ。

2,3往復やりとりがありましたが、
・再帰反射のアイロンカッティングシートを使っていることは確か
・シートのメーカーやモデルは教えられない
でした。
まぁ当たり前。

となると自力で近いものを探すしかないわけで、手持ちのアークテリクス製品かつ反射材を使っているものを引っ張り出してきました。


触るとよく分かるんですがベースの生地の違いで反射材も異なります。
ベースレイヤや軽いインサレーションは薄く伸び、
ソフトシェル、ハードシェルになるにつれてゴワゴワした反射材になっていきます。


できれば海外の反射材を取り寄せできれば良いんですが
とりあえず国内で入手可能なものを集めてみました。

手に入れたもののうち色味が近いものを2つ線状にカットしてジャケットに圧着。
写真だとわかりにくいけど上のラインのほうが胸部分のアークテリクスロゴと色が近い。


あとシャツ自体も購入


これで素材は揃いました。



次に背中の画像からロゴを再現していきます。
一般的によく見るPJロゴと違って、天使の頭頂部や、指先がデフォルメされています。
おそらくカッティングの問題で細かい部分はオミットしたのかと。

たるみで歪んでいるので時間をかけながら歪み補正
回転だけなら楽なんですがたるみなどの遠近感でのゆがみはどうしようもないので
フォトショで遠近補正かけながら修正します。
生地の編み目が目安になるので、ロゴ部分含めてすべて平行になるようにひらすら頑張る。

文字部分は補正かけるよりもフォント特定したほうが早いので比較しながら特定。



プリントしたいネタが出来上がったらこの為だけに買ったカッティングプロッタを箱から取り出し


ニョイーン




完成!



胸のロゴとも色の違和感なし!(写真だと反射の関係で違うように見えるけど……)



というわけで結構労力のかかったレプリカTシャツ作りでした。
カッティングプロッタで3万ぐらい 再帰性反射素材色々集めるので1万ぐらい、シャツで8千円ぐらい
満足できる出来にはなりましたが、思ってたより痛い出費。


同じような感じで服作りたい方いらっしゃれば
私の制作費の足しにさせて。。。  
Posted by safira at 00:12Comments(0)PJ

2021年02月16日

PJとシャツ特定

PJの着用しているシャツについて

一段落したので記事にします。



ここで紹介する"シャツ"は一般的に着用が見られる

PJとシャツ特定

CryeのACとかG3ではなく



とある方のツイートから興味を持ったシャツに関してです。





その方は画像つきで

PJとシャツ特定



このシャツどこのだろう?





といったニュアンスでツイートしており、

肩から袖にかけての縫製が特殊なシャツだったので私も調べてみることに。





まずは出処の検索から

ありきたりではありますがgoogle画像検索を使います。(出なかったら他の画像検索サービスも使います)





検索の結果、出典元の米空軍関係サイトが出て画像の写真には注釈がついていました。

PJとシャツ特定





accuracy shooting drills during the 2016 Pararescue Rodeo hosted by the 920th Rescue Wing, Patrick Air Force Base, Florida






簡単に言うとPJ競技会@920RQW ですね。



私の知識はPJのあるある装備のみなので、

部隊の知識等は全然ありません。

とりあえず920RQWで調べまくりましたが、全然このシャツに関連する情報が出て来ませんでした。

あとから考えれば当たり前なのですがあくまでホストが920RQWなだけで、

この写真のメンバーがどこ所属といった情報ではありませんでした。



そこで画像からさらに情報分析。





出典元の高解像度写真から得られる情報のうち役立つものがありました。



PJとシャツ特定





PJ

----

NY



部隊の知識がないので当時はなんじゃこりゃな状態でしたが(NYにPJなんているんか状態)

ググッてみるとNYにある106th RQWに103rd RQSがいることがわかりました。







んで次に103rd Rescue Squadron shirtsで肩にNY PJの印刷入りの似たようなシャツを探す段階に入ります。

こちらもありがとうgoogleと言いながら単語での画像検索をしましょう。



・・・記事執筆時点では出てきません。

出てこないのでたぶんdvidsとかから引っ張ってきたと思います。

ローカルに保存してたのがこちら

PJとシャツ特定





PJとシャツ特定






PJ

----

NY



をついに発見しました。



上記写真でちらっと背面側のプリントも映っており、別写真の



PJとシャツ特定


がこのシャツの背面側であることがわかります。





ここまでくればこちらの勝ちですね。

首元の内側のプリントを見ればARC'TERYX製と判明します。

(後で気付きましたが↑↑の写真でも胸元にアークテリクスのロゴがプリントされてありました。ちっさ)









あとはアークテリクスの製品一覧から特定するだけの簡単な作業

この肩の縫製や、反射ロゴから



arc'teryx motus crew

PJとシャツ特定



と特定できます。

ちなみに色やロゴから2016年以前のモデルであることは確定です。

アークテリクスは十着以上持ってるので解るんですが細かい仕様変更や色等はほぼ毎年変わるので

自分好みの色が出た場合はその年のうちに買わないと後悔するはめに。











シャツ一枚に長ったらしい記事でしたが、

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。





以上でPJとシャツ特定編を終わります。。









と言いたいところですが、実はまだ続きます。



レプリカシャツ制作編は次回の記事で。
  
Posted by safira at 02:43Comments(0)PJ

2020年06月15日

3Dプリンターでのものづくり


GWに入ったあたりで中華3Dプリンターを購入したのでそれの制作物さらし。
というか何が大変かの記録。


①モデリング



なにはともあれ、モデリングが出来ないと話にならない。
一応3Dプリンター用データをシェアするサイトはあるものの
自分が作りたいものを作れるってのが3Dプリンターだと思うのでなんとか身につけたい。
幸い巷で人気の3DCADソフトはyoutubeに解説動画が多く上がっているので
それを参考にしてなんとかおべんきょ出来た。

因みに↑のモデルは修正を繰り返しまくって8時間ぐらい。
実はこっちはそんなに大変じゃなくて、地獄は②のほう。


②3Dプリンターの設定

どっちかというとこっちが大変
設定項目300以上ある上にオンオフだけじゃなく数値で設定するものもあり
印刷品質、強度、サポート材のとりやすさ、サポートされる面の綺麗さ
のバランスを突き詰めはじめるとエンドレス



例えばこれ
サバゲー関連便利グッズ作ろうとモデリングしたやつ
左上から右上:モデルの改良
左下から右下:3Dプリンタ設定の改善


あとは3Dプリンター特有の 積み重ねて作る=下になにもない部分は作れなない
をクリアするためにサポート材という仮支えを作る必要があるんですが
その設定詰めも難しい。


先述のモデルみたいに上に行くに従って細くなっていくモデルであればいいんですが、

こういう一見シンプルに見えるエアガンパーツ作成でも難しい
この写真でも写ってない試作品がごろごろ。20個以上試作してようやく完成。


中空に溝がある構造だったり

段になってる部分をいかにサポート付けてきれいに仕上げるかの調整が大変。

ひとつ作るのに4時間かかるので作って完成品がダメダメだったときのショックたるや半端ない。
最終的に3Dプリンタ購入分と材料費をペイできるぐらい売上たてられるとちょっとぐらいモチベあがりそう

なに作ってるのかの詳細は満足する出来になったらあらためて記事にします。
  
Posted by safira at 01:37Comments(0)3Dプリンター

2020年06月03日

PJとハーネス その2


前回はよく見るハーネスとしてBlack Diamondとyatesを紹介しましたが
今回はそれらに比べるとあまり見ない版で記事を書いてみます。

とはいえPJ装備に詳しい方にとっては当然かもしれません。
ミリフォトとしての露出が一定数あるものなので
もっとレアなものはあるかと思います。
そういった情報あればミリフォトとメーカーや商品名いただけると嬉しいです。





2015年の321st STS
(ソース不明 出典装備日記様)

Arc’teryx leaf E220 RIGGERS HARNESS
準定番のハーネスでしょうか。
アークテリクスのハーネスの中ではこのモデルを一番見かけます。
ただ一つ、このハーネスの使用については状況がよくわからないものがいくつか出ています。



2018年 83rd ERQS

こんな感じに明らかにベルト本体を使ってないだろ案件。
というのも商品自体が
E220 RIGGERS HARNESS=H150 Riggers Belt+IE70 REGGERS LOOP
といった感じでそれぞれベルトとループのみの単品売りがあります。

部隊がセットで買ってるか単品で買ってるかまではわかりませんが
ループ単品+リガーベルト別っていうのはちょこちょこやってそうです。

1枚目みたいにE200+モールベルトするぐらいなら
3枚目の右隊員みたいな
Tyr tactical Gunfighter Belt+IE70のほうがロープロファイルで楽でしょう。
ガンファイターベルトは単品でもPJでの使用例が結構ある上にサバゲーでもめちゃ使いやすいのでおすすめ。
私も実際サバゲーではこの組み合わせで遊んでます。








2018年24th STS


Misty Mountain ISH Original Sit Kit
私の知ってる範囲で2例だけPJがハーネスとして使ってるのみました。
他部隊でチェストハーネスが1例かな

今までの3つのハーネスに比べるとPJテンプレ装備からは離れてしまっている気がします。
使用例として探すのも、そもそもこのメーカーにたどり着くのも一苦労した覚えが。

そのうえATTACK!opgearが似たようなハーネス作ってて、

ウエストパッドの有無かある程度の解像度でレッグループ見ないと
区別がつかない。

────
話戻して、このMysty mountainのハーネスはあまり見ないので
24thSTS様の使用例として「PJ装備」だけじゃなく「部隊」の区別付けたいならこのハーネス選んでもいいかも。
このミリフォトでは左隊員が先述のIE 70ループ使っていて
Foliage green色はこの写真以外でみたことないので、これも区別できるポイントかなぁ





以上 ハーネス編でした。
これ以上の知識は自分にはないので他情報お持ちの方いらっしゃればぜひ。  
Posted by safira at 08:00Comments(0)PJ

2020年05月29日

PJとハーネス


サバゲー始めてからPJ装備のお勉強、収集始めるまでに紆余曲折。
そんなPJいねーよな装備を集めてたこともありますが最近はマシになってきたと思っています。

で、PJ装備するならとりあえずハーネスつけとけって風潮がある気がするんですが
意外にミリフォトだとハーネスつけてないよね・・・

ただ他に何を差別化するかって言われるとメディカル用品以外に難しいのでとりあえずアイコニックに着けときましょう。




散々語り尽くされてはいますが、どこのハーネス着けるか問題
この話題には欠かせないPJハーネス界のLenna画像に登場していただきましょう。




2大PJハーネスと個人的に位置づけている2つが出てきます。

安い上に使用例が多く存在、
PJ始めたいならとりあえず買っとけな
Black Diamond アルパインボッド





高いけどハーネス形態と収納形態の切り替え、
コブラバックルのカチっと感で所有欲が満たされホクホクできる
yates tactical rappel belt

太ももループもコブラバックルで出来ているバージョンがあるので着脱がすごく楽です。




使用例の写真は2011年の212th Rescue Squadronと少し古く
前者は最近見ないような気がしますが、後者は今でもよく見ます。
これから集めようと思っている方は今後のPJハマり具合もわからないので
登山でも使え汎用性が高くさらに安いBDをおすすめしておきます。


とりあえずよく見るハーネス編として第一弾
次回はあまり見ないハーネス編でもかけたら良いなと思います。
  
Posted by safira at 08:00Comments(0)PJ

2020年05月27日

自己紹介

初めまして。関東周辺でPJ装備(のつもり)でサバゲーをしているサフィラと申します。
サバゲー以外にはアウトドアだと残雪期限定の単独日帰り登攀 ホワイトアウト迷子と滑落で2回死にかけてます。
インドアだとFPSゲームCODシリーズ COD4からシリーズ計で2000時間超えるぐらい。昔は小さい大会出たこともありました。

ブログは基本的には装備考察した後のメモ代わりに記録をしていこうと思っていますが
そもそも考察自体がそんなに頻度高くないのであまり期待せずに。。
空軍関係の情報源についてはリアル伝手がなく、
先人の方々のミリブロ、twitterから情報を得ています。
まだまだ知ったかぶってることが多いので間違いは指摘していただけると嬉しいです。

またGWに3Dプリンターを購入し、いじりまくる生活が続いています。
サバゲーグッズ制作して物欲解消の足しにできるレベルまでもっていきたい  
Posted by safira at 01:59Comments(0)